「安全性が高く、事故賠償あり」とは?

https://www.itmedia.co.jp/fav/spv/2305/17/news099.html

 「安全性が高く、事故賠償あり」という自転車用ヘルメットのまとめサイトが目に止まりました。

 このタイトルの意味、私のブログの読者の方は理解できますでしょうか。自転車用のヘルメットだから、「交通事故のときなどに安全性が高く命をまもり、保障もある」と捉える方もいるかもしれませんが、それは誤りなのです。

 本文読んでもらうと上の方にそのことが書いてあるからまだ良心的なのですが、タイトルがややミスリード的だと感じています。

 本文の内容としてはSG規格を満たしたヘルメットがおすすめとあります。このSG規格というのは様々な工業製品毎に設定があります。最近だとワークマンのベーシックドームテントが取得していることで話題になりました。もちろん自転車や、工業用ヘルメットなどにもそれぞれ細かく基準が設けられています。
 さて、自転車用ヘルメットはどのような基準が設けられているのかというと、「転倒事故時に頭部を保護する。製品の不良がある場合はこれを賠償する」という内容になります。
 確かに「安全性が高く、事故の賠償」はありますが、自転車に乗るときの事故と聞いて想像するものは転倒事故かといえばそうではないでしょう。多くの人が、自転車同士や自動車との衝突を想像すると思います。

 かく言う私も同じ感覚で初めてのヘルメットを購入しました。しかし事実を知ってからは、自転車に乗る人が上手になればなるほどいらないものと考えていますし、それが努力義務になったからとマスメディアが毎日のように放送していることに驚きを隠せません。

 理想を言うのならば、自転車のヘルメットなどなくても問題ないような交通環境の整備が優先というのが私の考えですが、これについてはまた別の機会に書くことにしましょう。

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