Finetrack ツェルト2ロング(キャンプギア紹介第1回)

 以前からやりたかった企画である自分が保有し使ったことのあるギアの紹介を行っていこうと思います。
 記念すべき第1回はFinetrackのツェルトです。
神戸市ケ原にて。設営も非常にコンパクト

【目次】
・はじめに~ツェルト概要
・商品スペック
・良かった点
・悪かった点
・まとめ


【はじめに~ツェルト概要】
 まず、ツェルトというものについて皆さんはご存知でしょうか。ドイツ語で言うところのテントという言葉で、日本では山岳用の軽量なもの、一時的な避難シェルターとして扱われることが多いです。
 中でもFinetrackのツェルトシリーズはサイズと大きくしたり、底面を連続させるなど居住性を高めたことが特徴です。
 現に、私のキャンプの中で本州の冬季を中心に、一番利用しているテントになりました

【商品スペック】
商品名:ツェルト2ロング
会社名:Finetrack
大きさ(展開時単位cm):220(長さ)×100(幅)×95(高さ)
(格納時)おおむね500mlペットボトル
重さ:約500g(テンションコード含む)
価格:\29040(2023年3月時点在庫なし)


【良かった点】
・コンパクトで軽量
 注目するべきは収納時のサイズと重さでしょう。非自立式(ポールなどを内蔵)なのでポールは別に持つ必要はありますが、それでもフレームバッグ一つに設営に必要なペグも含めて収納可能なコンパクトさは、私の保有する他のギアに比べようがありません。

・自転車キャンプとの相性が良い
 特に、自転車キャンプの中でも、自走の時間が長く、夜は軽食を食べて休めればよい、と割り切れれば、軽量さも相まってよい相棒になります。
折り畳み自転車はSTRiDA。ツェルトはフレームバッグに入れ
リュックサック一つでキャンプに行きました(休暇村近江八幡)


・様々な使い方、張り方ができる
 ツェルト2ロングは底面を切り離すことができるので、一部をはぐって土間のように使うこともできます。
 夏場であれば、完全に切り離して釣り上げることで居住空間を拡げつつプライベート空間のあるタープシートのように張ることもできます。

・通気性が良好
 もちろん、山岳テントとして使うには十分です。シングルウォールテントながら結露は控えめですし、晴れれば猛烈な勢いで乾くので通気性は非常に良好です。
ポールを高くし、底面を開放することでタープのように使うこともできます。
撤収前に乾燥させるためにこの形にすることも(網走・呼人浦キャンプ場)


【悪かった点】
・大雨のときは染みます
 耐水圧は十分にあるのですが、縫い目からの染み込みは、シーム処理(樹脂系処理剤で縫い目を防水すること)をしても完全には止めることができませんでした。
 夏を中心とした多雨期の雨キャンには向きません。雨具を着て、雨だれを体に受けながら眠ることになるでしょう。
底面は何か所か紐で結ぶことで形成されます。
大量の雨で浸水した様子(中三依温泉キャンプ場)

・冬は寒いです
 シングルウォールテントの弱点で、放射冷却の影響を大きく受けます。

・価格がやや高め
 約三万円という価格は、残念ながら非常に高価です。勿論それに見合うだけの性能はあるのですが、重量に目を瞑ればモンベルのムーンライト1やワークマンのテントがより安価に手に入り、彼らのほうが雨には強いです。

【まとめ】
 軽量コンパクトで性能も良いFinetrackのツェルトは晴れた日にコンパクトにキャンプしたりするという人には非常に良好なテントの選択肢の一つだと考えています。

 ここまで実際に使ってみた視点からのレビューを行いました。これからギアを選んでいく人の参考になれば幸いです。
 もしも実物を確認してみたい、詳細な情報がほしいという方については、ご連絡いただければ対応いたします。

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