グラベル好きなら北海道の冬を!

  2月も下旬となり、だんだんと気温が緩んできた感覚があります。雪も1月下旬のように粉雪ばかりではなく、あられやぼた雪が見られるようになりました。


 さて、本日の話題は雪道走行についてです。

 現在の北海道・札幌市は根雪圧雪で、所によっては融雪剤の影響で崩れていたり、日中は解けたりという状況です。

 まず、圧雪面というのは通常のアスファルト路面と違い、凹凸ばかりで河川敷を走るような感覚に近いものがあります。

 次に、融雪剤で崩れた雪は、砂浜を走る感覚が近いでしょう。細いタイヤや空気圧の高いタイヤは空転し、轍に非常にタイヤが揺さぶられます。

 融解した雪は水に変わり、轍を水たまりに変えます。まるで洪水のような5センチ以上もある場所も少なくありません。

 そして、新雪はタイヤで踏みしめる感覚が非常に良い一方、トルクが抜けた際の空転が大きいです。空気圧を落としての走行が難易度を下げます。

 このように、非降雪期の路面では考えられないくらいに「荒れた」路面が延々と続きます。


 私は、8月に降雪期の走行を想定し、ファットバイクを購入して乗ってきました。これまで乗車してきた自転車の大半が折り畳み自転車だったので、剛性の高さとファットタイヤの対応できる路面の広さに驚きました。堤防なども斜めに登ったり下りたり、砂利道が非常に楽しい自転車ではあるのですが、普段走行する路面というのは9割9分舗装路なのです。

 しかしながら、冬の北海道は違います。歩道を走ろうとも、車道に出ようとも氷雪のグラベルが待ち受けているのです。9割9分が実質的に非舗装の路面状況に変わります。ファットバイクの魅力というのは冬にこそあるなと私は今では考えるようになりました。


 本州の冬とは比べ物にならないくらいの注意点やノウハウが必要ではありますが、それを超えた楽しみがあるのも事実です。もし興味がある方がいらっしゃいました、ご相談ください。

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